2017年4月10日、2つ目の訪問場所は、垂井町敷原の民有地です。昨年の新聞記事がページとして載っていたので、それらしきところで尋ねました。
道路沿いに10株ほど植わっていた斜面は、Nさんの持ち物。Nさんは、50年ほど前に山からムラサキツツジ(地元のコバノミツバツツジの呼び名)を1本取って、自分の土地に植えたらば、50年で10本ほどに増えたとのこと。Oさんが、昨年まで自分の土地で100本ほどのムラサキツツジを見せていたが、今年から閉めていると言われ、Oさんの家を教えてもらいました。
Oさんの家を訪ねて、パンフレットを渡すと、喜んで案内していただけました。50年前にお父さんが始めたとのことですが、お父さんも、ご主人もなくなったので、自分だけでは守りができないので、やむを得ず閉めたとのこと。綺麗に手入れされたムラサキツツジ園です。
昨年まで使っていた、手作りの、案内板、杖、ベンチなどの道具まで見せていただけました。これからの我々の活動に、大変参考になります。
「ムラサキツツジの素晴らしい色を見たら、サクラの色など足元にも及ばないから、見られない」と、我が意を得たりという言葉も告げていただきました。
さらに、いい話を聴きました。20年ほど前に、大阪の小学生の女の子が飛ばした風船が岐阜まで飛んできて、ツツジ園に落ちてきて、住所が書いてあったので、連絡したという話を聞きました。それが縁で、お父さんと、孫の世代に当たる女の子は文通をしたり、訪問してもらったり、成人して結婚の報告までしてもらったということです。
ツツジ談議に、ますます鮮やかな花が咲きました。